WB2人だけで《21ゴール21アシスト》 ブンデス独走のレヴァークーゼンを支える最終ラインの完成度
センターバックもローテーションできるだけの余裕がある
3日に行われたケルン戦にも2-0で勝利し、ブンデスリーガ首位を独走するレヴァークーゼン。もはや負けないのが当たり前のようなチームとなってきたが、今回のケルン戦はレヴァークーゼンの強みが凝縮されたゲームだったと言えよう。 まずゴールを決めたのがDFアレハンドロ・グリマルドとジェレミー・フリンポンのウイングバックコンビだ。2人の存在はレヴァークーゼンの攻撃に欠かせない武器になっていて、相手チームは両翼の超攻撃型WBコンビの対応に手を焼いている。 このケルン戦で、2人ともシーズン二桁得点&二桁アシストを決めたことになる。グリマルドは11ゴール11アシスト、フリンポンは10ゴール10アシストだ。もはやウイングバックとは思えぬ数字で、現在の世界で最も危険な両翼と言っていい。 さらにケルン戦では、3バックを形成するセンターバックでも巧みなターンオーバーを見せていた。3バックを形成したのはヨナタン・ター、ピエロ・インカピエ、ヨシプ・スタニシッチの3人で、ベンチにはエドモン・タプソバとオディロン・コスヌが控えていた。信頼できるトップレベルのセンターバックが5枚もいることになり、ケルン戦で主力のコスヌとタプソバに少しの休養を与えられたのは大きい。 このセンターバック&ウイングバックの質と量がレヴァークーゼンの強みで、成功のベースになっている。彼らをコントロールする指揮官シャビ・アロンソの手腕も見事だが、レヴァークーゼンの補強が当たっている証拠でもある。この最終ラインは世界でもトップクラスの完成度だ。
構成/ザ・ワールド編集部