レッドブルF1、AT&Tとのパートナーシップ延長と拡大を発表。2025年からはマシンにもロゴが掲示
オラクル・レッドブル・レーシングは10月16日、世界的通信企業であるAT&Tとのパートナーシップを2025年から複数年にわたり延長、拡大すると発表した。 【画像】パートナーシップ延長と拡大を発表したレッドブルF1とAT&T AT&Tは2007年からウイリアムズF1のメインスポンサーを務め『AT&Tウイリアムズ』としてF1に携わっていた。2011年末にウイリアムズとの契約が終了すると、2012年にはチャンピオンチームのレッドブルと技術パートナーシップを結び、両社の関係は現在まで続いている。 今回の発表では複数年に及ぶパートナーシップ延長に加え、2025年シーズンからは世界のF1ファン層へのサービスにも重点を置くとしており、パートナーシップ内容が拡大されることになった。これにより、来季からはマシンやドライバー、チームメンバーが着用するチームウエア等にAT&Tのロゴが掲示されることになる。 F1ではレースウイーク前、レースウイーク中問わず、膨大なデータを活用したシミュレーションが行われるほか、各グランプリの走行セッション中にはマシンに搭載された250以上のセンサーから各種データが、イギリスのミルトンキーンズにあるファクトリーへとリアルタイム送信され、データ解析に繋げられる。AT&Tはこのデータ転送、コネクティビティの分野でレッドブルを長年サポートしてきた。 なお、AT&Tとレッドブルがパートナーシップを提携して以降、現在までにデータ量は5倍以上に増加しているという。コネクティビティはF1の戦いにおいて欠かせない分野だと言えるだろう。 レッドブルF1のチーム代表兼CEOであるクリスチャン・ホーナーは「オラクル・レッドブル・レーシングは、AT&Tによるチームへの貢献を高く評価しており、AT&Tのパートナーシップとコネクティビティに関する専門知識は、レーストラックでの運用において極めて重要あると考えている」と、コメント。 「AT&Tは、我々がレースウイーク初日から勝利の準備を整えるための重要なパートナーだ。AT&Tのパートナーシップのおかげで、レースの前、レース中、レース後のマシン開発において、より正確な意思決定に繋がる包括的な分析のために、より多くのデータを転送することができるようになっている」 また、AT&Tのチーフ・マーケティング・アンド・グロース・オフィサーであるケリン・ケニーは、「オラクル・レッドブル・レーシングに、レース前、レース当日に必要不可欠なコネクティビティを提供することは、我々チーム全体の誇りだ」と、コメント。 「新たなパートナーシップは、より大きな可能性を開くものだ。技術面における長年の協力関係を活用し、深く意味のあるストーリーを伝えるだけでなく、ファンを喜ばせ、さらに興奮させるような新しく革新的な体験を生み出すことができるだろう」 [オートスポーツweb 2024年10月17日]