「リアル」恐竜ショーがやって来る 富山県氷見市で2025年5月、児童招待し制作発表
リアルな恐竜たちがステージで動き回る迫力満点の人気イベント「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」が、来年5月3~6日に富山県の氷見市芸術文化館で開催される。新作の初上演の場となる。同館で14日、制作発表があった。全長8メートルのティラノサウルスが登場し、招待された同市宮田小学校の児童134人がミニショーを楽しんだ。 ディノアライブは、東京のベンチャー企業のON-ART社が開発し、人が中に入って操縦する自立歩行恐竜型メカニカルスーツを使ったイベント。氷見の上演は「超恐竜体験in氷見~ワンダーフォレストアドベンチャー~」と銘打ち、新プログラムが披露される。夜の森を再現したセットからアロサウルスなど5頭が幻想的に現れ、見どころはティラノサウルスとトリケラトプスの戦いだ。 同社から能登半島地震で被災した子どもたちを元気付けたいという申し出があり、ゴールデンウイーク中の開催に至った。主催する市文化振興財団の河出洋一総合プロデューサーは「多くの方に大きな感動と生きる力を感じてもらいたい」とあいさつした。
ミニショーでは、ティラノサウルスが児童の目の前に顔を近づけてくるなどのパフォーマンスを披露。児童は動きや質感に驚いていた。前有咲さん(6年)は「しっぽがかすった。リアルで、恐竜博士になった気分がしてうれしかった」と話した。 同イベントは氷見市文化振興財団、市、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。