「恐怖の埼玉遠征を前に軌道に乗った」豪州、森保元同僚のもと“復活”? 英紙が断言「奈落の底を見つめていたが…W杯の夢を繋いだ」
「日本は大陸の旗手。開幕2戦で12発を叩き込んでいる」
[北中米W杯アジア最終予選]日本 2-0 サウジアラビア/10月10日/キング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアム 【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手&監督の採点・寸評を一挙紹介。2選手に7点の高評価。MOMは攻守に躍動したMF 森保一監督が率いる日本は現地時間10月10日、サウジアラビアと敵地で対戦。鎌田大地、小川航基の得点により2-0で快勝し、無傷のワールドカップ(W杯)最終予選3連勝を果たした。 その9時間前。同じC組で15日に日本と戦うオーストラリアは、中国をホームに迎え、3-1の逆転勝利を収めた。 バーレーンに0-1で敗戦、インドネシアと0-0と非常に厳しいスタートを切ったオーストラリアは、グラハム・アーノルド監督が電撃辞任。サンフレッチェ広島でプレー経験のあるトニー・ポポヴィッチ新監督のもと再出発したなか、初陣で結果を残し、日本戦に向けても弾みをつけた格好だ。 この結果を受け、イギリスの有力紙『The Guardian』が「サッカルーズ(オーストラリア代表の愛称)、重要な勝利で軌道に乗る」と題した記事を掲載。「木曜日の夜、アデレードで中国を3-1で下したオーストラリアが、2026年W杯の夢を繋いだ」と伝えている。 「前半終了間近まで1-0とリードされたサッカルーズは、W杯予選敗退の現実的な見通しが立ちはだかり、奈落の底を見つめていた。しかし、ハーフタイム前後でルイス・ミラーとクレイグ・グッドウィンがゴール。さらに後半のロスタイムにニシャン・ヴェルピライがダメ押し点を挙げ、ポポヴィッチ体制初陣で貴重な勝点3を手にした。 来週の埼玉スタジアムへの恐ろしい遠征を前に、彼らの戦いは軌道に乗ったと言える。日本は大陸の旗手で、開幕2戦で12発を叩き込んでいる」 風前の灯火から火力を上げたポポヴィッチ監督は現在51歳で、広島で森保監督と共闘した経験も持つ。W杯2次予選から合わせ10連勝が懸かる日本からしてみれば、不気味な存在だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部