「アクセル踏む施策をしっかり」 観光資源利用、子育て応援条例も 相模原市・本村市長
--JR相模原駅北側の在日米陸軍相模総合補給廠の一部返還地の利用法の決定時期は
「利用計画を今年夏に打ち出していきたい。現在、10社から民間提案をいただいている。1社に絞るのではなく、いいとこ取りをして、いいものを詰め込んだ街づくりができればと思う」
--市民サービス向上や若い世代を支える新たな施策は考えているのか
「今年は『デジタルで変わるみんなのさがみはら条例』(DX条例)や『子育て応援条例』を制定する。DX条例は働き方改革や市民サービス向上が目的だが、働き方改革が進んで職員が元気なら市民サービスが向上する。また、子育て世代は核家族が多い。みんなで子育てを応援できる条例をつくろうと思っている」
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在日米陸軍相模総合補給廠 旧日本陸軍工廠。昭和24年に米陸軍が接収。資材や医療物資の備蓄、装備品の修理などに使用してきた。JR相模原駅の北側にあり、広さは約214ヘクタール。平成20年に約17ヘクタールの返還が合意、26年に返還され、相模原市が道路・鉄道用地を除いた約15ヘクタールについて利用法を検討している。27年には約35ヘクタールを日米共同使用区域とすることが決まった。共同使用区域のうち約10ヘクタールは「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」として整備された。
もとむら・けんたろう 昭和45年4月17日生まれ、相模原市出身。青山学院大学を卒業後、衆院議員秘書などを経て、平成15年、県議に初当選。19年に再選。21年以降、衆院議員を3期務め、31年4月から現職。54歳。