アクアスのシロイルカ「ベビーラッシュ」想定外の早産も母子ともに健康(島根)
山陰中央テレビ
しまね海洋館アクアスで飼育されているシロイルカのアーリャが、1日午前にメスの赤ちゃんを出産しました。母子ともに健康状態は良好で、親子で仲良く泳ぐ様子も見られるということです。 生まれたばかりのシロイルカの赤ちゃん。尾びれを一生懸命動かして、お母さんのアーリャと元気に泳いでいます。 しまね海洋館アクアス 湊直樹館長: このたびアーリャが出産したのでご報告いたします。 しまね海洋館アクアスが2日午前に会見を開き、湊館長がシロイルカ・アーリャに出産を発表しました。 出産を確認したのは、1日午前9時15分。赤ちゃんはメスで体長160センチ、体重60キロと推定され、母子ともに健康状態は良好だということです。 アーリャにとっては2014年以来、今回で3度目の出産ですが、想定外のことが…。 しまね海洋館アクアス動物管理監・三島有紀さん: アーリャの出産想定日は、8月半ばを中心に前後3週間程度であったため、この7月1日での出産というのは、想定よりもかなり早く起こった。 当初の想定から1か月以上早まり、これには飼育担当のスタッフも驚いたといいます。 しまね海洋館アクアス・湊直樹館長: 出産の時期よりも少し早かったために、私も子どもを見た時に自分の目を疑ったわけです。安心して、自分が発した「良かった」という言葉が震えていたと記憶している。 アクアスでは、6月24日にアンナに一足早く赤ちゃんが誕生、仲間の出産に促され、想定外の早産になったのではないかということです。 産まれた直後、赤ちゃんイルカは尾びれが柔らかかったためかうまく泳ぐことができず、アーリャが手助けする姿も見られましたが、いまは親子そろって元気に泳ぎ回っているということです。 さらにアーリャとアンナの2組の親子に、ナスチャも加わって5頭で泳ぐ姿も見られました。これでアクアスのシロイルカは、あわせて8頭の大所帯となりました。国内でシロイルカを飼育する4つの水族館の中で最も多くなりました。 しまね海洋館アクアス・湊直樹館長: これからの育児に向けて様々な関門がありますけど、しっかり対応していきたいと思っている。 出産の難関を乗り越えたシロイルカたち。アクアスでは、引き続き施設を挙げて赤ちゃんの成長を見守り、母イルカの子育てを支えることにしています。
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