【詳細解説】年金は何歳から受給がお得?平均寿命からは見えない意外と長い…老後 6月から年金増額も実質は今後20年“目減り”の人も! ケース別・年金受給開始の理想年齢を専門家がわかりやすく解説
井戸氏の監修で、同い年くらいの夫婦での年金受給開始の理想年齢を出してみました。まず、夫は会社員・妻は専業主婦で65歳まで働いた場合、夫は65歳で受給スタート、妻は70歳で受給スタートが理想だということです。 (井戸氏) 「生活費が必要なので夫は65歳から年金を受け取ります。女性の方が長生きなので、妻の年金は少しでも増やしておこうということです」 次に、夫婦とも会社員で65歳まで働いた場合は、2人とも2歳繰り下げで、67歳からの受給が理想だといいます。 (井戸氏) 「所得代替率(=給付開始時の年金額の、現役世代の手取り収入に対する割合のこと)が、2年くらい受給を繰り下げると今の所得代替率と同じくらいになるので、その水準をキープするという意味です」 そして、夫婦とも自営業で70歳まで働いた場合は、夫時は70歳、妻は75歳が理想となっています。 (井戸氏) 「自営業の夫は、亡くなったとしても妻に遺族年金がないので、妻自身の年金をなるべく増やしておきたいということで、最高の75歳という設定をしました」 井戸氏によると、受給年齢を決めるのは「他に、病歴・長寿家系であるかどうか・貯蓄額・60歳で仕事をやめるかどうか、などが判断のポイント」だということです。 (「情報ライブミヤネ屋」2024年6月10日放送)
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