衆院選の投票率「60・82%」で全国トップは山形県、これで国政選5連覇…要因は「真面目な県民性」?
尾花沢市は県内で初めて、車両内で投票できる「移動投票所」を山間部の集落向けに導入。同市の小選挙区の投票率は69・11%と、前回衆院選(70・59%)から微減にとどまった。
結局、県民性?
ただ、啓発活動は他県でも行っており、殊更に特別な活動というわけではない。
吉村知事は10月31日の定例記者会見で、投票率の高さについて所感を問われ、県や各市町村の選管の地道な活動の成果を評価した上で、「堅実で真面目な、本県の県民性の表れがあるのかなというふうに思っている」と述べた。
また、3世代同居率が13・9%(20年国勢調査)と、全国1位の高さであることも影響している可能性がある。親や祖父母が幼い子どもを連れて投票に行く機会が多いとみられ、吉村知事は「幼い頃から投票するのは当たり前のことだと身に付いている有権者もたくさんいると思う。良い投票の連鎖が根付いているのかもしれない」と推し量った。