浜松で国際ピアノコンクール 国内外の注目集め6年ぶりの開催へ
「第12回浜松国際ピアノコンクール」が11月8日~25日、アクトシティ浜松(浜松市中央区板屋町)で開かれる。主催は浜松市と浜松市文化振興財団。(浜松経済新聞) 同コンクールは浜松市制80周年を記念して1991年に始まり3年に1回、開催されてきたが前回の2021年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。6年ぶりの開催となる今回は、国内外から応募のあった638人が5月に予備審査に臨み95人が通過。9日から始まる第1次予選には10月24日の時点で87人が出場するという。第2次、第3次予選を経て選ばれた6人が23日・24日に予定している本選に進む。1人当たりの演奏時間は予選によって異なり第1次が20分以内、第2次が40分以内、第3次が70分以内。本選は課題曲として示されているピアノ協奏曲から1曲を選び、東京交響楽団と協演する。審査委員はピアニストの小川典子さんを実行委員長に11人が務める。 同財団によると、チケットは発売開始から間もなく本選は売り切れ、予選も第1次予選が残りわずかとなり国内外から注目を集めている様子がうかがえるという。予選から本選までの演奏をユーチューブで配信する予定で準備も進めている。開幕に先立ち11月4日には、第10回コンクールで優勝したジャン・チャクムルさん、第2位の牛田智大さんと富士山静岡交響楽団によるオープニングコンサート(チケットは完売)もある。 事務局を務める同財団の伊藤渉さんは「浜松に集うピアニストがベストを尽くして演奏できるようにサポートしていきたい。若き挑戦者を温かく応援してほしい」などと話す。 開催時間は、オープニングコンサート、各予選、本選、入賞者披露演奏会などいずれも異なる。購入可能なチケットはHCFオンラインショップで取り扱う。
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