【天皇賞秋・厩舎直送】悲願のGⅠ制覇狙うステラヴェローチェ 中間は調教パターン変更で前進必至
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] 悲願のGⅠ制覇なるか。ステラヴェローチェ(牡6・須貝)は屈腱炎で1年7か月の休養を要した後、昨秋のGⅡ富士S(7着)で戦線復帰。2走前のGⅡ札幌記念で3着に好走するなど、息の長い活躍を続けている。 山田助手は「復帰して、まさかこれだけ使えるとは思っていなかったし、走ってくれるとは思っていなかったので、馬の精神力がすごいのかなと思います」と愛馬をたたえた。 前回までは坂路追い切りのみ、または1週前だけウッドというパターンが多かったが、今回は1週前、2週前とウッドで2本の強い追い切りを消化。坂路追いは当該週のみというパターンに調教内容を変更してきた。17日の1週前追い切りは佐々木騎乗でしっかりと攻めて、6ハロン80・011・1秒の好時計をマーク。同助手も「感触は良かった。単走だったけど、しっかり折り合っていた」とうなずいた。 デビュー2戦目でGⅢサウジアラビアRCを制し、2021年のクラシックは3冠皆勤で3→3→4着と一線級で活躍を続けてきた実力馬。長く脚元の不安に悩まされてきただけに「まず無事に上がってきてほしい」というのが何よりの願いだが、「結果も、上位にきてくれたらありがたい。それくらいのポテンシャルは絶対にあるので」と力を込めた。
東スポ競馬編集部