韓国に圧勝、林が14得点でチームに勢い バレー女子ネーションズリーグ
バレーボールのネーションズリーグ女子福岡大会第2日は12日、北九州市西日本総合展示場で1次リーグを行い、6大会連続の切符を狙う日本は韓国に3―0で快勝した。 【写真】第1セット、スパイクを放つ古賀紗理那 粘られた第3セット、24-23の場面で、エースで主将の古賀が強烈なスパイクを放つ。相手選手のレシーブはコート外へ大きく飛び出した。パリ五輪を懸けた最後の戦いを順調に滑り出し、古賀は「最後のセットはきついシーンが多かったが勝てたことが大きかった」とほおを緩ませた。 古賀が厳しくマークされる中、セッター岩崎はトスを林に集め、ライトから次々とスパイクを決めた。古賀、石川に負けじとチーム3位の14得点。印象的な活躍に、林は「レフトがブロックを引き付けてくれた。そこで決定率を上げていくのは当たり前にやらないといけないところ」と頼もしかった。 ブロックも効果的で、チームで10得点を挙げるなど攻守に圧倒した。仮にストレート負けすれば世界ランキングのポイントで18・99を失う「格下」の韓国に完勝したことで五輪出場権獲得に大きく前進した。 次戦は世界ランキング10位のカナダ。五輪出場圏内が目前のカナダは日本に強い気概で挑んでくるはずだ。真鍋監督は「カナダは今、一番勢いがある。非常に厳しい試合になる」と気を引き締めた。(石原颯)