津山市・米サンタフェ市 姉妹都市縁組25周年を記念し再調印式 さらなる友好を誓う
岡山県津山市とアメリカニューメキシコ州・サンタフェ市は姉妹都市縁組25周年を記念し21日、サンタフェ市役所内の議場にて友好都市確認再調印式を行い、両市の友好関係のさらなる発展を誓った。 【写真】3人が署名した調印書
津山市から谷口圭三市長、中島完一市議会議長、津山サンタフェ友好協会の福田邦夫氏、市職員の田中陽子氏ら4人。サンタフェ市からはアラン・ウェバー市長、サンタフェ市姉妹都市委員会のキャロル・ロバートソン・ロペス氏ほか関係者約15人が出席。来賓にデンバー日本総領事館の畦地勇首席領事が招かれた。
式では調印書に書かれた宣言文をアラン・ウェバー市長が読み上げ、両市長と中島議長の3人が署名。
アラン市長は「姉妹都市である津山との絆を改めて確認し、友情を深める大切な機会になりました。これからも長い年月にわたり、津山を私たちの姉妹都市として心に刻み続けます」とし、谷口市長は「サンタフェは海外で唯一の姉妹都市であり、その歴史と美しい景観は私たちの誇りでもあります。皆様と長年育んできた絆をさらに未来につなげていくことを誓います」とあいさつした。
その後、中島議長は記念植樹した桜と津山の風景について紹介し、両市の末永い交流への願いを伝え、福田会員は長年交流を続ける津山サンタフェ友好協会会長の江原秀国氏とサンタフェとの縁に触れ、歓待に対し感謝の意を述べた。また、畦地筆頭領事は祝辞の中で、今後も市民が架け橋となり、両市の交流が続いていくことへの期待を示した。
式の中で、両市長はお互いに記念品を交換。津山市は作州絣、サンタフェ市は黒いプエブロ陶器を贈った。
両市の交流は国際親善都市連盟の紹介により1991年からはじまり、文化や教育プログラムでの交流を続け、1999年10月、正式に姉妹縁組を締結。新型コロナウイルス感染症拡大のため、2020年から活動が停滞していたが、本年サンタフェ市からの学生を受け入れるホームステイが再開された。来夏は津山からの学生がホームステイを行う計画がある。
津山朝日新聞社