健康だが…自ら高齢者施設へ入居した85歳・現役不動産経営者。「資産1億8,000万円」を子供たちへ平等に相続できた理由
子が親に直接言い難いことは多い
あれから吉田さんから何も連絡はないですが、便りのない知らせはいい便りとも言います。 今回、改めて思うことは相続に関することは当事者以外の第三者が入ることで円滑に進むケースが多いということです。 吉田さんの場合、遺言書を書いていただきましたが、子が親に直接「遺言書を書いて」とは言い難いかと思います。私たちのような第三者が入ることにより、やってほしいことや進めてほしい話などをお願いすることが可能です。 また、今回のケースでは、吉田さん、お子様、その奥様方で想いを共有したことで、ご兄弟の「平等」を実現することができ、結果、吉田さん本人だけでなく、お子様やその奥様方にも安心していただくことができたのだと思います。 もし今、今後のことを考え親が元気なうちに相続について話し合いたいという方は、第三者の力を借りながら早めに済ませておくことをお勧めします。
山本 祐一,後藤 光,円満相続ラボ