【巨人】5連敗で交流戦V消滅 堀田賢慎が1回に5失点 岡本和真19打席ぶり安打などで追い上げるも届かず
◆日本生命セ・パ交流戦 楽天5―4巨人(12日・楽天モバイル) 岩手出身の巨人・堀田賢慎投手が、チームの連敗ストップを目指して東北での“がい旋登板”で先発したが、1回にいきなり5点を失い3回途中で降板。リリーフ陣は追加点を許さない好投をみせ、打線も9回に2点を返すなど1点差まで追い上げたが、1回の失点が痛かった。巨人は5連敗で、交流戦Vが消滅した。 堀田は1回1死から村林一輝内野手に右前打、辰己涼介外野手には左中間を破る三塁打を打たれ、まず1点。鈴木大地内野手の右前打で2点目を奪われると、渡辺佳明内野手にも右前打され4連打。浅村栄斗内野手は投ゴロに打ち取ったが、続くフランコ内野手には2号3ランを左翼スタンドに運ばれ、1回にまさかの5失点。その後も太田光捕手、小深田大翔内野手に連続で右前打を打たれ、打者一巡。小郷裕哉外野手を中飛に抑えてようやく1回を投げ終えたが、本塁打を含む7安打で5点を失った。 打線は3回に反撃。2死から11日にプロ初本塁打を放ったドラフト4位ルーキーの泉口友汰内野手が右翼線への三塁打で出塁。丸佳浩外野手が右前タイムリーを放ち、1点を返した。丸はこれで連続試合ヒットを「10」に、連続出塁を「26試合」に伸ばした。 堀田は3回は2死から太田光捕手に四球を与えたところで、阿部慎之助監督が交代を伝え降板。2番手で大江竜聖投手が登板し、後続を抑えた。 4点を追う巨人は4回、先頭の吉川尚輝内野手が投ゴロ失策で出塁。岡本和真内野手は三塁線を破る二塁打を放ち、一塁から吉川が生還し2点目を挙げた。岡本和は6日のロッテ戦の第3打席での左前打以来、19打席ぶりのヒットがタイムリー二塁打となった。 5回からは3番手で赤星優志投手がマウンドにあがり、先頭の渡辺佳明内野手に四球を与えたが、浅村を見逃し三振、フランコを三ゴロ併殺打に仕留め無失点。6回、7回は3者凡退に抑えた。 3点を追う巨人は8回、先頭で泉口が左前打、2死となったが吉川が足を生かして二塁内野安打、2死一、三塁としたが、岡本和は遊ゴロに打ち取られ、追加点はならなかった。9回は楽天の守護神・則本昂大投手を攻め、1死から代打・秋広優人内野手が中前打、2死となってから岸田行倫捕手が右前打して一、二塁。ここで泉口がこの試合3本目の安打となる右中間を破る2点二塁打を放って1点差とし、なおも暴投で2死三塁と一打同点の場面を作ったが、丸は二ゴロに打ち取られ、あと1点が届かなかった。
報知新聞社