「あぁ!! 転んじゃった……(涙)」 走り出す前にどこをチェックすればいい?
操作系は問題なく使えるか?
クラッチレバーやブレーキレバー、シフトペダルやブレーキペダルなどの操作系も確実にチェックしましょう。
もしレバーが曲がっていても、問題なく操作できるようなら、(アルミのレバーは折れやすいのでその場で直そうとせずに)そのまま乗って帰り、後で修理、もしくは交換することが出来るでしょう。 またアクセル(スロットル)がスムーズに動くか、アクセルを開けた状態から手を離したら全閉まで自然に閉じるかも確認。動きに引っかかりがある場合は非常に危険なので、乗るのは止めた方が良いでしょう。 立ちゴケ程度ならブレーキが壊れる可能性は少ないと思いますが(レバーやペダルの破損を除く)、ブレーキキャリパーやディスクローター、ブレーキホースなどに傷が無いか、ブレーキフルードが漏れていないかもチェックしましょう。 それから車体を押し引きしてブレーキが引きずっていないか、またブレーキレバーやペダルを操作してブレーキが確実に効くかも確認しましょう。
マフラーは車体に当たっていない?
そしてマフラーと車体が干渉していないかも確認します。ノーマルのマフラーはかなり丈夫なので、立ちゴケなら傷がつく程度ですが、アフターパーツに交換している場合は要注意です。転んだ際にサイレンサーが車体側に押し込まれてしまい、スイングアームや後輪に接触する危険があるからです。
灯火やミラーは大丈夫?
立ちゴケすると、左右に飛び出したウインカーが地面に当たって壊れることが少なくありません。ウインカーレンズが割れたりヒビが入ったら、透明な梱包テープやセロハンテープ(コンビニなどで購入)で補修しましょう。 もちろん点滅するかもチェックします。従来の白熱電球のタイプなら、もし割れてしまってもバイク用品店やカー用品店で購入できるので修理は比較的簡単です。 しかし近年のLEDの場合は、車種ごとの専用品だったりユニット交換になるので、破損して点滅しない場合は出先での修理はほぼ不可能です。これはヘッドライトやテールランプも同様です。