ソフトバンク田浦文丸、来季は50試合登板目標 けがに泣かされた今季から巻き返す
◆ソフトバンク秋季キャンプ(15日、宮崎) ソフトバンクの田浦文丸投手(25)が、50試合登板を来季の目標に掲げた。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 「(今季は)悔しいシーズンだった」 昨季は自己最多の45試合に登板。だが、昨秋のメディカルチェックで左肩の腱板(けんばん)損傷が分かり、リハビリ組に。春季キャンプではC組(筑後)からスタートし、途中でB組に入ったが、痛みがあって再びリハビリ組に戻った。プロ入り後、ここまで長い期間投げられなかったのは初めて。「気持ちをあまり上げすぎないようにしていた。気持ちが上がっても、肩(の調子は)上がらないので」と冷静に話した。 ウエスタン・リーグに出場したのは8月中旬から。8月27日に1軍に今季初昇格し、計4試合に出場し防御率2・45。クライマックスシリーズ(CS)前に、みやざきフェニックス・リーグに参加となり、CSと日本シリーズともに出場することなく終わった。「肩の状態やスライダーの感覚なども含め、もう1段階上げることができなかった」 みやざきフェニックス・リーグでは、特にスライダーを試していたという。「はたから見たらいい、大丈夫って言ってくれる感じだけど、自分の中でしっくりきてなかったので」と理由をうち明ける。 このオフは、ウエートトレーニングと肩周りの動きをよくすることに重点を置く。「(来季)50試合投げられるように。元気に投げられたら」。来季の目標を口にした左腕。今季の悔しさを胸に、巻き返すつもりだ。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社