「野球界の先発投手としては最高だ」今永昇太は今季カブスのMVP!?7回ノーノーを達成した試合も「新人として輝かしいシーズンに…」
シカゴ・カブスに所属する今永昇太投手は、今季の活躍によりナ・リーグ新人王候補に挙げられることがある。米メディア『ヤードバーカー』は、カブスは山本由伸投手の争奪戦に敗れたものの、カブスにとって今季のMVPとなる選手を獲得することが出来たとの見解を示した。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 山本は昨季オフ、オリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を行い、ロサンゼルス・ドジャースと12年総額3億2500万ドル(約462億円)の契約を結んでいる。カブスも山本の獲得に動いた球団の一つだったが、争奪戦に敗れたことで軌道修正を余儀なくされた。そして、横浜DeNAベイスターズに所属する31歳の今永にターゲットを変更し、今永と4年総額5300万ドル(約77億円)の契約を結んで獲得している。同メディアによると「明らかに才能があったにもかかわらず、今永は他の日本人投手を獲得しようとした多くのチームから注目されなかった」という。 しかし、この決断が結果的に大当たりとなった。今永は今季、27試合に先発し13勝3敗、防御率3.03、159奪三振をマーク。米メディア『ジ・アスレチック』のティム・ブリットン記者は「今永はピッツバーグ・パイレーツとの試合で7回ノーヒットノーランを達成し、新人としての輝かしいシーズンに花を添えた。個々の先発投手によるチームの成績は、時として誤解を招くことがある。2018年から2019年にかけてのジェイコブ・デグロムの記録を見れば一目瞭然だ。だが、彼がマウンドに立ったカブスの20勝6敗という成績は、野球界の先発投手としては最高だ」との評価を下している。米メディア『ヤードバーカー』も「カブスのスプラッシュ・サインはシーズンを通してチームのMVPであり続けた」と報じた。
ベースボールチャンネル編集部