パドレス・松井裕樹 4試合連続無失点 7回に4番手で登板 チームは2試合連続サヨナラ勝ち
◇インターリーグ パドレス5―4アスレチックス(2024年6月12日 サンディエゴ) パドレスの松井裕樹投手(28)が12日(日本時間13日)、本拠でのアスレチックス戦で2―3で迎えた7回から4番手で登板。今季5度目の連投となったが、ベンチの期待に応えて1イニングを無失点に抑えた。 先頭・ブルデーにはいきなり一塁への強烈なゴロを打たれた。一塁手・アラエスは捕球こそしたものの、尻もちをついて動けず。一塁ベースカバーに入った松井も、アラエスのフワリとした送球を取り損ねて内野安打に。次打者・アンドゥハーへの投球が暴投となって場面は無死二塁のピンチとなった。 だが、ここからが松井の真骨頂。アンドゥハーを遊飛に討ち取ると、4番・ソダーストロムも右飛に抑えた。そして5番・ランゲリアーズはカウント3―2から86・8マイル(約139・7キロ)のスプリットで空振り三振に切って落とした。三振を奪った瞬間、マウンド上で飛び跳ねた松井は、グラブを叩きながら小走りでベンチへと駆け下りた。 松井は6月に入って疲労からか2試合連続で3失点して、2戦連続黒星を喫したが、それ以降は4戦連続無失点と安定感を取り戻した。今季はここまで32試合に登板し3勝2敗、防御率4・30となっている。 なお、チームは4―4で迎えた9回1死無走者から7番・メリルの右越え5号ソロでサヨナラ勝ち。2試合連続のサヨナラ本塁打での勝利に、スタンドのファンは大興奮だった。