【更年期世代温活】君島十和子さんに温活法と大切さを聞きました!
「冷えは万病の元」といわれて久しく、どうやら身体はあたためた方がいいらしいというのは周知の事実。それゆえ温かい飲み物を飲んだり、保温性インナーを着ているのに、冷えている気がするのはなぜだろう? そんな疑問にアンサーをくれたのは、自他共に認める徹底した「温活スペシャリスト」、美容家の君島十和子さん。温活に救われた更年期の話を中心に、十和子さんの温活術を取材。人生を通して意識しておきたい「温活」にできることをいま改めて考える。 【写真】十和子さんの“愛用温活アイテム”を見る 美容家 君島十和子 1966年、東京都生まれ。FTCクリエイティブディレクター、美容家。二人の娘を持つ母。雑誌の専属モデルや女優として活躍後、結婚を機に芸能界を引退するも、美容への意識の高さに注目が集まり、各女性誌で取り上げられる。『アラ還十和子』(講談社)など著書多数。
メンタルの不調に苦しみ、温活に助けられた更年期
──ご自身が更年期にさしかかり、温活を強化されたとうかがいました。更年期にはどのような症状があったのでしょうか? 更年期を意識したのは40代後半でしたが、その頃は特に何もしていませんでした。初めは、なんだか動悸がするなと思っていたんです。その頃、仕事でドキドキすることが多い時期でもあったので、まあそのせいかなと思っていたり、まわりに「心臓がドキドキするんだよね」と言ってみても「そりゃ生きてるからね」という感じで、普通のことなのかなと。 また若い頃からお手洗いが近かったのですが、あまりに近いなと思うことが増えました。でもこれも水分をよく摂っているからかな、体質なのかなと思っていたんです。 その後、更年期をはっきり自覚したのは、生理不順になって不正出血が1か月ほど続いたとき。そこで初めて婦人科にかかり、低用量ピルで一回生理を止めてみましょうとなったんです。飲み始めたら不正出血は止まり、生理もそれきりに。51歳頃でしたね。だから閉経して初めて、「あれが更年期だったんだ」と気が付きました。