「年末まで出場できる」バルセロナ、オルモの登録完了! 不十分な選手放出でも登録を可能にした「リーグの規定」とは?
バルセロナが、ついにMFダニ・オルモの選手登録を迎えている。今月9日にライプツィヒからの獲得を発表して以降、サラリーキャップの問題で新加入選手の登録に困難をきたしていたが、果たしてどのような方法で解決したのか。スペインメディア『Relevo』が現地時間27日に報じている。 【動画】バルセロナFWの芸術的ゴール! 選手の年棒が財政を圧迫し、移籍市場で策を練った立ち回りが必要なバルセロナ。今夏は、5500万ユーロ(約88億円)という大金を投下して、26歳のオルモを獲得したものの、選手登録するには、数人の選手放出が必至だった。そのため、先ずはDFマルコス・アロンソ(33歳)、キャプテンのMFセルジ・ロベルト(32歳)、そしてなんと、昨年夏に獲得した主力MFイルカイ・ギュンドアン(33歳)をも含むベテラン組をフリーで手放し、余剰人員のDFクレマン・ラングレとFWヴィトール・ロッキをレンタルで放出した。 さらにDFシャディ・リアド(21歳)、DFフリアン・アラウージョ(23歳)、DFミカイル・フェイ(20歳)、FWマルク・ギウ(18歳)ら若手を売却することで総計3530万ユーロ(約56億円)の移籍金を手にしていたが、これでもオルモの登録に至らず。そこで、バルサは最終手段として、DFアンドレアス・クリステンセン(28歳)の負傷を利用するようだ。同メディアによれば、選手登録についてリーグに意見を求めたところ、「リーグの規定により、クリステンセンの年棒の80パーセントを使用して、年末までオルモを仮登録することができる」ことが分かり、この方法での登録が承認される見込みだ。 詳細には、実際は2か月ほどのクリステンセンの離脱期間を登録上延長することで、この措置が発動する。このデンマーク代表DFの復帰が早まった場合、オルモかクリステンセンのいずれかが出場できなくなるようなことはないが、12月までにサラリー問題の最終的な解決策が見つからないならば、オルモは放出されてしまうようだ。バルサのフロントの仕事は、まだ終わりではない。
フットボールチャンネル編集部