リヴァプールで活躍するアイルランド代表GKケレハー [写真]=Getty Images

　リヴァプールがアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーの売却を拒否したようだ。29日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。 　現在25歳のケレハーは2015年夏にリヴァプールの下部組織に加入し、約4年後にトップチーム昇格を果たした。長らくブラジル代表GKアリソンの“バックアッパー”という位置付けながら、ここまで公式戦通算47試合に出場。リーグ戦での起用は限られているものの、主にFAカップやカラバオカップなどでゴールマウスを守っている。 　今回の報道によると、ノッティンガム・フォレストが今夏の移籍市場でのケレハー獲得を目指していた模様。同クラブはアメリカ代表GKマット・ターナーの譲渡を含めたオファーを提示したものの、2500万ポンド（約48億円）から3000万ポンド（約57億円）という評価額に遠く及ばないことから、リヴァプールはこれを拒否したようだ。これにより、ケレハーは少なくとも2024－25シーズン前半戦はリヴァプールでプレーし続けるものと見られている。 　リヴァプールは今夏、アリソンの“将来的な後継者”としてジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリをバレンシアから獲得。しかし、同選手の加入時期は2025年夏で、今シーズンはレンタルという形でバレンシアに残留することとなっている。こうしたことからも、リヴァプールは頼れる“控えGK”ケレハーをスカッドに留めておきたいと考えているようだ。 　出場機会こそ限られているものの、一度ピッチに立てば安定感あるパフォーマンスを披露し、チームの勝利に貢献するケレハー。アルネ・スロット監督体制初年度となる今シーズンの活躍にも期待がかかる。