【映画大賞】中西希亜良、新人賞受賞 演技未経験で出演「ぼくのお日さま」フィギュアスケート選手役
<第37回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原音楽出版社協賛)> 【写真】「ぼくのお日さま」の一幕 中西希亜良(13)が新人賞を受賞した。27日に日刊スポーツ公式YouTubeチャンネルでプレミア配信された特別番組内で発表された。 中西は演技未経験で出演した「ぼくのお日さま」(奥山大史監督)1作で、新人賞獲得の快挙を成し遂げた。撮影当時は11歳。4歳からフィギュアスケートを続けており、コーチの勧めでオーディションを受け、自身と同じフィギュアスケート選手役を射止めた。 ▽中西希亜良の受賞コメント このたび新人賞をいただけて、とても光栄です。本当にありがとうございます。ちょうど2年前の今ごろ、「ぼくのお日さま」への出演が決まり、そのときは映画に出演させていただくことだけでも、信じられませんでした。2年後の今、こんな賞をいただけるとは、想像もできませんでした。このたびは本当にありがとうございました。 ◆中西希亜良(なかにし・きあら)2011年(平23)6月16日生まれ、東京都出身。特技はフィギュアスケートで、アイスダンスで全日本フィギュアのノービス選手権(10~13歳)に出場した経験を持つ。12歳で参加した5月のカンヌ映画祭(フランス)では、フランス人の父に磨かれたフランス語を、7月の外国特派員協会記者会見では流ちょうな英語を披露し注目された。160センチ。 ◆ぼくのお日さま 吃音(きつおん)のホッケー少年・タクヤ(越山敬達)は、フィギュアスケートを練習するさくら(中西)に一目ぼれする。やがて、さくらのコーチで元フィギュアスケート選手の荒川(池松壮亮)の提案で、2人はアイスダンスのペアを組む。