【予算上限になったら終了】「子育てエコホーム支援事業」で補助金が!条件や制度についてわかりやすく解説
「子育てエコホーム支援事業」とは2050年のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすること)達成に向けて、住宅の省エネ性能向上を支援する国土交通省による補助金事業のことです。 【写真2枚】「子育てエコホーム支援事業」ってなに?リフォームにも使える補助金制度を住宅のプロが解説 長期優良住宅やZEHなどの高い省エネ性能を満たす住宅の購入・建築・リフォームが対象となり、一定の条件を満たすことで新築戸建てなら最大100万円の補助金を受け取ることができます。 ただし一般の消費者の方は申請することができず、住宅省エネ支援事業者に登録している事業者が申請を行うことになっているので注意が必要です。 また、新築では注文住宅や分譲住宅を購入した子育て世帯や若者夫婦世帯が対象となり、リフォームに関しては子どもの有無や年齢に関わらず適用される条件が設けられています。 2024年の交付申請の受付はすでに始まっていますが、子育てエコホーム支援事業は予算が上限に達すると終了してしまうので、新築住宅の購入やリフォームの予定がある場合には早めに申請する必要があります。 なお、事業概要についての詳細は、国土交通省のホームページをご覧ください。 今回の記事では、「子育てエコホーム支援事業」の対象となる工事のなかでも、検討する人が多いリフォーム工事について紹介したいと思います。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
「子育てエコホーム支援事業」の対象となるリフォーム工事とは?
リフォームで「子育てエコホーム支援事業」の制度を利用するためには、エコホーム支援事業者と工事請負契約を締結して、対象となるリフォーム工事を行う必要があります。 要件を満たすことで、最大60万円の補助金を受け取ることができるようになります。(子育て世帯または若者夫婦世帯が既存住宅を購入してリフォームを行う場合) リフォームの場合は注文住宅の新築や分譲住宅の購入とは異なり、リフォームを行うすべての世帯が対象となりますが、補助金を受け取るためには次の工事のいずれかが必須となります。 ●対象となるリフォーム工事 ・開口部の断熱改修工事 ・外壁、屋根、天井、床の断熱改修工事 ・エコ住宅設備の設置工事 また上記のいずれかの工事と同時に行うことで、以下の工事も補助金の対象になります。 ・子育て対応改修工事 ・防災性向上改修工事 ・バリアフリー改修工事 ・空気清浄機能・換気機能付きのエアコン設置工事 ・リフォーム瑕疵保険等への加入 ただし上記の工事は単体では補助の対象にはならず、工事代金の合計が5万円以上にならないと補助対象外となります。 また同じ家でリフォーム工事を複数回行う場合には、補助の上限額までであれば申請することができます。