Uターンの混雑がピークに 9連休も終盤、鉄道も空も満席
最長で9連休の年末年始休みが終盤となった4日、古里や行楽地で過ごした人のUターンラッシュがピークを迎え、首都圏へ向かう鉄道や空の便は満席が相次いだ。各地の駅や空港はスーツケースを引く利用者であふれ「実家でのんびりできた」と満足げに話す人も。高速道路は午後にかけて渋滞が激しくなり、上り線を中心に長い車列が続いた。 土産袋を抱えた人らで混雑したJR仙台駅の新幹線ホーム。大阪府の男性会社員(36)は帰省先の盛岡市で休暇を満喫した。初めての雪遊びでかまくらをつくったという息子(4)は「楽しかった」と声を弾ませた。 新大阪駅は朝から家族連れの姿が目立った。堺市の祖父母宅に滞在し、弟や親戚とゲームやサッカーをしたという東京都西東京市の小学4年、金原丞志さん(9)は「いっぱい遊べた。東京に戻っても楽しい1年にしたい」と笑顔だった。 JR各社によると、東海道、東北、北陸新幹線は4日午後、上りの指定席がほぼ埋まった。全日空と日航の国内線は、羽田行きの便が終日ほぼ満席となった。