伝説の米ロックバンドが45年ぶりにニューアルバムをリリース 結成から56年
イーグルスなどと共に1970年の音楽シーンを席巻し、ウェストコースト・サウンドを代表した伝説的ロックバンドのドゥービー・ブラザーズが来年、45年ぶりに元ボーカル、マイケル・マクドナルド(72)を迎えてのニューアルバムをリリースすると創設メンバー、パトリック・シモンズ(76)が30日、フェイスブックで発表した。 シモンズは、「バンド結成から56年。最初のアルバム『ドゥービー・ブラザーズ』をリリースして55年目。長い道のりだったが、われわれは今も一緒に仕事をし、創造力を維持するために最善を尽くしている。来年もまた、われわれの音楽を届けできることが楽しみだ」とあいさつした。 続けて、「この列車は線路を走り続け、新年にはニューアルバム『ウォーク・ディス・ロード』をリリースする準備がほぼ整っている」と投稿した。 シモンズによると、ニューアルバムでは、初期の代表曲「チャイナ・グローブ」や「ロング・トレイン・ランニン」などを書き、ボーカルを務めたトム・ジョンストン(76)に加え、マクドナルドやシモンズが歌う新曲10曲を収録。「3人で曲を書き、コラボした」と付け加えた。 1970年代半ば、スティーリー・ダンのツアーメンバーだったマクドナルドは、ジョンストンが健康状態悪化を理由に一時バンドを離れたため、急きょ加入。マクドナルドの影響で、それまでストレートなアメリカンロックを売りにしてきた同バンドの音楽性は、洗練されたアダルト・オリエンテッド・ロックに変貌した。 その後、1982年にドゥ―ビーは一旦解散したが、1989年にはオリジナルメンバーのシモンズやジョンストンを含め6人で再結成。マクドナルドは加入しなかった。 マクドナルドが最後にドゥ―ビーの主要メンバーとして参加したアルバムは1980年発表の「ワン・ステップ・クローサー」だった。
東スポWEB