アロンソ、予選Q3進出逃すも11番手は”予想以上の結果”「Q1が限界だと思っていた」
アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1スペインGPの予選でQ3進出を逃し11番手。しかしそれでも、チームにとっては期待を上回る結果だったと語った。 【リザルト】F1第10戦スペインGP:予選 フリー走行から9番手が精一杯と、ペースを掴むのに苦労しているように見えたアロンソ。予選に向けて掲げた目標は、かなり控えめだったようだ。 実際、予選を終えたアロンソは11番手が予想以上の結果だったと説明した。今回アルピーヌの2台が予選Q3に進出したことを驚いた者も多いだろうが、アロンソはそれほど驚かなかったという。 「僕たちはそれ(アルピーヌのダブルQ3進出)を想定していた。モナコではアルピーヌが先行していたし、カナダでも僅差だった。彼らは良くなっていて、僕たちは悪くなっているのでは?」 「組み合わせとしては良くないけど、僕が何度も言っているように僕たちは正しい軌道に戻すためのモノを準備しているんだ」 「ここでは苦しいし、オーストリアやシルバーストンでも苦しいだろう。僕たちはポイントを獲得し続けなければいけない。7番手なら7位、8番手なら8位というようにね。でも諦めるわけにはいかないし、この困難な時期でもポジティブでいなければならない」 予選をより詳しく分析したアロンソは土曜日、そして週末全体が難しいものになると予想していたことを認めた。 「予選前の予想では、もう少し悲観的だった。Q1では僕たちのうち1台(ランス・ストロール)が3セットのタイヤを使ったが、これは自信がない証拠だ」 「チェコ(セルジオ・ペレス/レッドブル)の(3グリッド降格)ペナルティを考えれば、10番手からのスタートは良い結果だと思う」 「僕たちはQ1が限界だと思っていた。今朝の時点ではそれくらい見通しが暗かったんだ。だからポイント圏内に近い11番手というのは、僕らの予想よりもかなり良い」 Q3には進めなかったものの、アロンソは上位陣との距離も近く、タイトな争いが繰り広げられているのはF1にとってプラスであり、次戦オーストリアGPではさらにそれが顕著になると考えている。 「こういうサーキットでは非常にタイトになることは分かっていた。1周が1分6秒や4秒のサーキットでレースをすれば、すべてがさらにタイトになるから、オーストリアではもっと顕著になると思う」 「だから、ファンの前で言うのはつらいけれど、この結果には満足しているよ」
Juanjo Sáez