空中ブランコが高さ70m上空で停止、乗客が10分間宙吊りになる“衝撃動画”が話題に「安全バーにしがみついて…」
メキシコの遊園地で、予想外の暴風雨が引き起こした衝撃的なアクシデントが話題になっている。スリル満点の空中ブランコの乗り物が緊急停止し、乗客たちは地上から70メートルの高さで約10分間もぶら下がるという、まさに「空中のサバイバル」を強いられたのだーー。 【動画】「安全バーにしがみついて…」乗客が10分間宙吊りになる恐怖の瞬間を捉えた映像 メキシコにある遊園地「シックス・フラッグス」の大人気アトラクション「スカイスクリーマー」は、晴れた日にはメキシコの壮麗な景色を一望できる人気アトラクション。乗客を約70メートルの高さまで持ち上げ、空中で回転するこのアトラクションは、空中でのスリルを味わうことができる。 ところが、8月18日に突如として発生した暴風雨により、アトラクションを緊急停止する事態に。乗客たちは20階建てのビルの高さで、吹き付ける雨と強風にさらされながら、まさに恐怖を体験することとなった。 来場者が撮影した衝撃の動画には、激しい雨の中でぶら下がるライダーたちの姿が鮮明に映し出されており、安全バーにしがみつく様子が確認できる。
遊園地「来場者と従業員の安全が最優先です」と声明発表
シックス・フラッグス・メヒコは、公式声明で「突然の激しい雨が原因でアトラクションが緊急停止した」と説明し、「来場者と従業員の安全が最優先であった」と強調した。 スタッフはアトラクションメーカーの指示に従い、すべての来場者を安全に避難させたと伝えたが、嵐の中での避難が不快な体験となったことは認めた。 「来場者と従業員の安全が最優先です。スタッフは手順に従って全ての来場者を安全に避難させましたが、嵐の強まりによって避難中に不快な思いをさせてしまいました」 遊園地によると、全ての来場者にはスタッフが適切に対応し、怪我や事故は報告されていないという。乗客の1人の男性は、「スカイスクリーマーはすぐに営業再開したが、頂上での10分間はまさにサバイバルそのものだった」と地元紙に語り、その緊迫した状況を伝えた。
「恐怖のアトラクション」との声も...
この出来事はSNSで瞬く間に拡散され、「恐怖のアトラクション」との声が上がり「もし自分がこの状況に置かれたら声も出せないだろう」といった反応や、「無事でよかった」「もっと早く下ろせばよかったのでは」といった意見が飛び交っている。 シックス・フラッグスのウェブサイトによると、スカイスクリーマーはスリルレベルが「最大」と評価され、空中にぶら下がりながら高速で回るこのアトラクションは、まさにスリル満点の体験を提供するという。
文:大村朱里