障害者ゴルフの世界大会「THE G4D OPEN」の2日目を終え、吉田隼人が19位。現地からレポート【50代の“元”女子大生が学ぶゴルフとリハビリテーション・番外編】
今年3月に筑波大学社会人大学院を無事の修了し、”女子大生”という肩書がなくなった週刊ゴルフダイジェスト編集部Y。R&AとDPワールドツアーが共催する障害者ゴルフの世界大会「THE G4D OPEN」の現場からの2日目の様子をレポート!
競技カテゴリーは障害の種類というより障害のレベルによって分けられる
「THE G4D OPEN」2日目です。今日も朝はひんやり。10度以下です。昼間は16度くらいにはなったけれど、小雨模様の1日でした。セカンド地点が見えないくらいの霧のなか選手たちはスタート。日本チームの面々も、2日目ともなればリラックスして気持ちも新たに試合に臨みます。
さて、本大会は、R&AとDPワールドツアーの共催で、EDGA(ヨーロッパ障害者ゴルフ協会)がサポートしています。看板などは品のある紺色のトーンで統一され、ライダーカップの欧州チームのカラーを思い起こさせます。看板には昨年の優勝選手たちの情報や障害のカテゴリー分けなど、コンパクトに情報を入れています。すべてにQRコードが付いており、大会サイト内の該当ページに飛ぶあたりは合理的。
そして“しゃれた”演出も。「COULD THIS BE YOU?」。鏡の付いた看板の前で自分を映して写真を撮れば、誰でもチャンピオン気分が味わえるのです。しかし、そんなことを実際しているのは私くらい。皆、来年の看板に自分の写真が載ることを信じて、目指しているのですから。 サスティナビリティ活動は全英オープンなどと同じ。選手たちが飲む水も、ペットボトルは置かず簡易蛇口から出るようになっています。
競技カテゴリーは、障害の種類というよりは障害レベルで9つ「SITTING1」「SITTING2」「STANDING1」「STANDING2」「SUTTING3」「VISUAL1」「VISUAL2」「INTELLECTUAL1」「INTELECTUAL2」に分けられています。アイコンを作り、わかりやすく”見せる“ようにしていますが、事前に参加全選手にこのアイコンの使用の同意を得るサインを求めます。このような表現に対する許諾は必要なのでしょう。
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