富山県氷見市特産「灘浦みかん」、甘み・酸味のバランスよし 共同出荷始まる
富山県氷見市灘浦地区特産の「灘浦みかん」の共同出荷が11日、JA氷見市宇波支所で始まり、生産者が計約330キロを持ち込んだ。日照不足の影響などで色づきは遅れているが、品質は上々で、例年並みの4~5トンの出荷を目指す。 灘浦かんきつ研究会(柳瀬正信会長)が海沿いの温暖な気候に着目し、2006年から栽培に取り組み、現在は農家26軒が約3千本を育てている。同会によると、今季は摘果の徹底を呼びかけたことから、大ぶりのLサイズが多くなった。 この日は会員やJA職員が大きさを確かめ、出荷用に分類した。坂本男蔵副会長(77)は「甘みと酸味のバランスがよく、味がとてもよい」と話した。 共同出荷は12月上旬まで行う。