【中日】板山祐太郎「忘れられない1日」古巣相手に移籍後初の決勝打「素晴らしい働き」立浪監督
<阪神0-1中日>◇25日◇倉敷 中日板山祐太郎外野手(30)が古巣相手に移籍後初の決勝打を決めた。 0-0の8回に2死から田中が三塁打でチャンスメーク。阪神先発才木のスライダーを右前に運んだ。 「忘れられない1日になった」。才木の前に3安打1打点。阪神戦は2試合7打数5安打、打率7割1分4厘と、ひときわ輝く。昨オフに8年間在籍した阪神を戦力外になり、育成契約で中日に移籍した。5月に支配下選手登録され、1軍昇格。17試合で打率3割5分6厘と好調だ。「タイガースで結果を残せなくて、申し訳ない気持ちはあった。本当に感謝の気持ちでいっぱいです」。聞き慣れた虎党の声援を力に変えた。 立浪監督も「ああいうところで打てる打者は本当に貴重。素晴らしい働きをしてくれた」と、内外野を守るユーティリティーを手放しで称賛した。連勝で2カード連続の勝ち越しにも王手。「明日も勝ちます」。板山が移籍後初の甲子園凱旋(がいせん)での活躍を誓った。