写真：Impress Watch

モスバーガーとミスタードーナツがコラボレーションした店舗「MOSDO(モスド)ららぽーと新三郷店」が10月25日にオープンする。 【この記事に関する別の画像を見る】 場所は商業施設「ららぽーと新三郷」の2階で、JR武蔵野線 新三郷駅の西口と直結している。駅から店舗までは徒歩1分ほど。 モスバーガーを運営するモスフードサービスとミスタードーナツを運営するダスキンは2008年から資本業務提携をしているが、その一環で生まれたブランドが「MOSDO」。 MOSDOの1号店は2010年オープンの「イオンモール広島府中ソレイユ店」で、現在も営業中。その後2015年に2号店となる「関西国際空港ショップ」をオープンしたが、空港リニューアルやコロナ禍の影響で2020年11月に閉店した。 ららぽーと新三郷店は、両社が「広島タイプ」と呼ぶハンバーガーとドーナツの両方を提供するMOSDO店舗としては3号店となり、広島タイプとしては関東初出店でもある。なお、MOSDOのブランドではオリジナルメニューを提供するタイプの店舗もかつて存在していた。 ■ 店舗限定メニューも“関東風” MOSDOは、モスバーガーのハンバーガーとミスタードーナツのドーナツを店内およびテイクアウトで一緒に食べられるのが特徴。メインターゲットは子供連れの家族客で、両ブランドが持つ温かみをイメージした店舗デザインを採用した。「安らぎを感じてもらえるようなくつろげるショップを目指していく」(モスフードサービス 開発本部 新規飲食事業部 新規飲食事業グループ グループリーダー 川口直哉氏)という。 ハンバーガーやドーナツは単品でも提供するが、MOSDO限定セットとしてハンバーガーの価格に386円(イートインの場合)プラスすると好きなドーナツとドリンクをセットにできる「ドーナツセット」を用意している。セット対象のドーナツは187円(イートインの場合)以下のものとなる。 ららぽーと新三郷店限定メニューとして「海鮮明太もんじゃ焼き風バーガー」(440円)を新発売する。関東への出店にちなんで、もんじゃ焼きをモスバーガー風にアレンジした。海鮮素材を使ったかき揚げに干しエビや明太子で味付けしたオリジナルソースをかけたほか、削り節や紅生姜のトッピングでもんじゃ焼きを再現したという。 オープンに先立って行なわれた内覧会で、同バーガーとポン・デ・リングのセットを試食した。バーガーは香りが良く、とろっとしたソースも相まって柔らかい食感。紅生姜も利いていて美味しい。 ポン・デ・リングはミスタードーナツで人気という定番のドーナツ。しっかりした甘さとモチッとした食感があり、デザート感覚で食べるにはちょうど良いと感じた。バーガーだけでは少し足りないといった顧客にも“プラスドーナツ”という提案は有りなのではと感じた。 ドーナツも他のミスタードーナツ同様店舗で作っており、「全国どこのショップでも変わらない美味しさになるよう、オリジナルレシピを守っている」(ダスキン ミスタードーナツ事業本部 企画開発本部 販売企画部 広告広報室巖美里氏)とのこと。 MOSDO限定メニューとしては「海鮮お好み焼き風バーガー」(440円)も用意する。こちらは1号店の広島でも提供しているもので、海鮮かき揚げにオタフクソースなどを使ったバーガーとなっている。 ■ 出店ペースがゆっくりなのはなぜ? 関空の2号店から3号店まで約9年空いてしまった理由としてはコロナ禍で出店に至らなかったのに加えて、モスバーガーとミスタードーナツの店舗がすでに多い中で、バッティングしない場所がなかなか見つからなかったためという。 加えて、モスバーガーとミスタードーナツの両方の設備が入るため必要なスペースや電力容量が大きく、対応できる物件探しも難航したそうだ。今回の出店も、ららぽーと新三郷によい物件が見つかったことが大きかったとのこと。 MOSDOの今後について川口氏は、「ここまで苦労してしまったが、もちろん出店できる場所があれば出していきたい。現段階で具体的な事は言えないが、この店舗の状況も見ながら判断していきたい」と話した。 営業時間は10時～21時。店舗面積は50坪、席数は51席。