パパになりカドが取れた!? 「藤原竜也」が3年ぶりドラマ主演で高評価のワケ
「神隠し」や「キツネツキ」など、現代科学では解明できない“不可解な異常事件”を解決していく本格ミステリードラマ「全領域異常解決室」(フジテレビ系)で主演を務める藤原竜也(42)に注目が集まっている。藤原は、捜査機関「全決」の室長代理という役どころで、初共演となる広瀬アリスとのタッグでも話題だ。 【写真】独身時代のトガっていた藤原竜也はこちら この作品は当初、「Xファイル」や「SPEC」のような往年の名作ドラマを想起させたが、第5話(11月6日放送)のラストで大どんでん返しが。超常現象の真相を究明するといった要素はすべてフリであり、何度も転生を繰り返す「神」が人間界の調和を保つため、神隠し事件の真相究明に乗り出していたことが発覚する。つまり、藤原をはじめとする全決の主要メンバー全員が神だったのだ。このまさかの展開にSNS上では「斬新すぎる!」「この神がかった漫画展開は藤原竜也にしか務まらない」と歓喜の声が続出している。 「超常現象やオカルトをメインで扱う作品なので、つい漫画原作だと思ってしまいがちですが、実はれっきとしたオリジナル作品。脚本は大ヒットメーカー黒岩勉さんで、彼が得意とする群像劇のテイストもしっかりと出しつつ、ちりばめられた伏線のキレイな回収もお見事。神話をモチーフにしながらも斬新な演出で視聴者を飽きさせない仕掛けがふんだんに盛り込まれており、目が肥えたドラマファンからもウケている印象です」(テレビ情報誌の編集者) 多くの伏線が張り巡らされ、予測不可能なストーリー展開が視聴者を魅了しているが、そんな作品が成立するのも藤原の演技力があってこそ。前出の編集者はこう絶賛する。 「作品以上にすごいのが、藤原さんの圧倒的な芝居と存在感です。藤原さんといえば映画俳優のイメージが強く、これまでも『デスノート』『カイジ』などの大人気漫画の実写化作品で名をはせました。どちらも実写映画としてシリーズ化に成功しているため、その“実写化力”は業界随一とも言われています。今回の『全決』は漫画原作ではありませんが、藤原さんが演じることで“存在しないはずの原作感”を逆ににおわせるほどです。『回を重ねるごとに神が次から次へと出てくる』など、漫画的な展開も実写化力にたけた藤原さんだからこそ成立させることができるのだと思います」(同)