パパになりカドが取れた!? 「藤原竜也」が3年ぶりドラマ主演で高評価のワケ
■テキーラ3杯飲んで舞台あいさつ 藤原は、15歳で蜷川幸雄演出の舞台「身毒丸」の主演オーディションでグランプリを獲得。初舞台ながらロンドン公演で大絶賛されるという天才役者すぎるエピソードを持つが、なぜ久々の主演ドラマとして本作を選んだのか。民放のプロデューサーはこう話す。 「藤原さんはもともオカルト好きで、幼少期から『ムー』を愛読していたとインタビューで語っています。そんな彼にとって、今作品はストーリーがとても気に入ったそうです。また、役者なら黒岩勉さんの脚本作品に出たいという思いは絶対にあるはず。若い頃に藤原さんはよく『芝居が一本調子』とか『暑苦しい』とか言われがちでしたが、本作では控えめな芝居で非常に重厚感がある。40代になって芝居により深みがでてきた印象を受けます。藤原さん自身は作品選びにはいつも慎重で、そもそも映画や舞台を主軸に俳優活動をしてきたため、数年に一度のドラマ出演はそれだけでスペシャル感があります。藤原さんが主演で軸となってくれると、それだけで作品が非常に締まります」 一方、藤原といえば数々の「酒豪伝説」でも知られる。自身の子どもが生まれるまでは「舞台の上演中でも連日飲むのは当たり前、唯一酒が抜けるのは翌日の舞台の上」という逸話もあったほど。作品でも共演者によって酒に関するエピソードが暴露された。 「『全領域異常解決室』の完成披露舞台あいさつでは、共演者のユースケ・サンタマリアさんから『さっきテキーラをワンショットグラスで3杯飲んでました! 酒飲んで仕事してんですよ』と暴露されていました。2016年に第一子が生まれるまでは、本当に連日のように飲んでいて、俳優仲間と芝居を語り合い、語り合いすぎてケンカになることもよくあったそうです。お子さんが生まれてからは朝まで飲むことは激減したようですが、それでもお酒は大好きで、『吉田類の酒場放浪記』の大ファン。実際に番組にも出演し酒場詩人の吉田類さんとサシ飲みをしたこともあります。俳優としてはどこまでもストイックで、名だたる演出家や映画監督が藤原さんの才能を認めていますが、やはり人間は24時間ストイックではいられない。酒で自分を解放することでストイックな俳優生活とのバランスを取っているのではないでしょうか」(前出のテレビ誌編集者)