夏休み明け「トー横」で一斉補導 最年少12歳少年、他人のtaspo所持の15歳少女も
夏休みを終え、学校に居場所を感じないなどの少年らが東京・歌舞伎町の一角「トー横」周辺に集まりトラブルに巻き込まれたりするのを防ごうと、警視庁少年育成課は7日午後から8日早朝にかけて一斉補導を行った。深夜徘徊（はいかい）や家出などをしていた男女のべ16人を補導し、最年少は12歳の中学1年の少年だった。 同課によると、喫煙をして補導され、捜査員に千葉県内の自宅まで送り届けられたが、その後、トー横周辺に戻り再補導された無職の少女（16）や、自販機でたばこを買う際に必要な他人名義の成人識別ICカード「taspo（タスポ）」を拾って所持していた専門学校生の少女（15）もいたという。 交流サイト（SNS）でトー横の様子を見て興味を持ったり、トー横で有名な人物に会ってみたかったという少年もいたといい、同課は「悪意を持ち子供を狙っている大人がいる」として、安易にトー横を訪れないよう呼び掛けている。
