患者数「過去最多」で……“みなしマイコ”も マイコプラズマ肺炎、検査キットが不足 20・30代でも増加 見分け方は?
■キット不足で「検査できません」
藤井キャスター 「夜中眠れなくなるのはつらいと思いますが、新型コロナかマイコプラズマなのか、検査で分かるものなのでしょうか?」 小栗委員長 「検査で分かりますが、感染者の急増に伴い、検査できない状況も発生しています。15日、zeroのスタッフの子ども(10)が30℃超の発熱とせきが止まらず、有明こどもクリニック豊洲院を受診しました」 医師 「どんなご様子か教えてください」 母 「妹が2週間前にマイコプラズマにかかって学級閉鎖になるくらいまで、結構はやっていますね」 医師 「マイコプラズマの検査キットが本当にどこも品薄で、なかなか卸から入ってこないので、今日は検査できません。ただ状況から考えても、妹さんがマイコプラズマでちょうど2週間前で潜伏期間と合致しています」 「高い熱としつこいせきという症状としても、マイコプラズマ感染症と考えて治療を始めたいと思います。抗生剤を飲んでもらいます」 村上典子院長は「“みなしマイコ”になってしまいますけど、周囲の流行状況や本人の症状の移り変わり(など)、総合的に判断して診断をつけております」と言います。
■基本的な感染対策と免疫力維持を
藤井キャスター 「かなりはやっているということで、感染しないような対策はあるのでしょうか?」 小栗委員長 「松本教授によると、飛まつ感染にはマスクが有効で、手洗い・換気などの基本的な感染対策が大切です。また症状を軽く済ませるためにも免疫力を落とさないことが重要。睡眠やバランスの良い食事、適度な運動といった対策も心掛けてほしいということです」 長濱ねるさん(俳優・『news zero』火曜パートナー) 「20代や30代もかかるということで、気が引き締まる思いです。季節の変わり目で体調も崩しやすいですし、寒くなってくると換気も減ってくるので、意識的に対策したいと思いました」 (10月15日『news zero』より)