V6挑む拳四朗は予約の取れない焼肉店7万円勝負飯で8回KO宣言
ボクシングのダブル世界戦(12日、エディオンアリーナ大阪)の前日計量が11日、大阪中央区のホテルで行われ、6度目の防衛戦となるWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗(27、BMB)は100グラムアンダーの48.8キロでパス、挑戦者の同級1位ジョナサン・タコニン(32、フィリピン)もリミットの48.9キロでクリアした。 拳四朗の計量後のお楽しみが、後援者が用意してくれる“お届けグルメ”。東京では西麻布の「けんしろう」の何万円もする高級焼肉弁当にパクつき、報道陣にもふるまっているが、その恒例のパフォーマンスは大阪でも行われた。今回は、大阪堺市にある予約が取れない店で有名な「生ホルモン処、おさむちゃん。」が用意してくれた。 店主の内山長務さん(59)が作ってきたのは、7万円の特製焼肉弁当。鹿児島牛のサーロインステーキが4枚と宮崎牛のイチボを使ったローストビーフ10枚が魚沼産の特別栽培米という絶品のご飯の上に敷き詰められていた。 3か月先まで予約満杯という関西の超有名店とは、インスタを通じて知り合い、昨年1月にベルトを持って店を訪れている。 蓋を開けた拳四朗は「うわーー、すげえーやばいーー」と絶叫。ステーキから手を出して、「うまい!」を連発させ、「減量頑張ってきてよかった」と満面の笑顔を見せた。 「もっとちゃんとグルメレポートをお願いします」とメディアにリクエストを出されて、「見たらわかるでしょう? 幸せ。口の中で溶けちゃいます。ローストビーフのほうが軟らかいですねえ」と声のトーンをあげた。 店主の内山さんの説明によると肉のランクは「A5」で、格付けを示す「ビーフ・マーブリング・スタンダード」が最高ランク「12」という最高級の牛肉で、「近くの西田商店さんで扱っている肉ですが、ここまでのものは滅多に手に入りません」という。 格別に勝負メシがうまく感じたのは、今回から取り入れて新しい減量法の効果もあったのかもしれない。