JR九州が4大会ぶり初戦突破 鷲崎淳が3安打完封「どこまで連投で投げられるか挑戦してみたい」
◇第49回社会人野球日本選手権1回戦 JR九州10―0バイタルネット(2024年11月1日 京セラD) JR九州はバイタルネットを10―0で破り2019年以来4大会ぶりに初戦を突破した。先発した鷲崎淳投手(26)が3安打無四球完封の快投で引っ張った。 大舞台で先発したJR九州の鷲崎が、仁王立ちした。得点圏に走者を背負ったのは2回と9回のみ。直球、カットボール、ツーシームの全球種でストライクを先行させ無四球の110球。「調子が良かった。いろんな変化球で打ち取ることができた」と笑みを浮かべた。 近大3年時には1学年下の佐藤輝(阪神)らとともに明治神宮大会4強入りに貢献した左腕。9月の九州地区予選でも連投するケースがあったと話す。今大会は6日の2回戦以降は決勝まで4日連続で試合が行われる。「どこまで連投で投げられるか挑戦してみたい」と09年以来の頂点へフル回転を誓った。 元日本代表の強肩捕手だった中野滋樹監督=写真右=は「エースとして本当に良い投球だった」と称えた。息子の琉碧(るい、同左=2年)は西日本短大付のエースで今秋の九州大会準々決勝の有明戦で公式戦初完封し、来春の選抜を有力にしている。同日に行われる予定だった準決勝は雨天中止になった。「向こうは向こうで頑張ってくれたらいい」と今は大会に集中する。