ジョシュ・ブローリン、『アメリカン・ギャングスター』撮影中デンゼル・ワシントンと一触即発に
「アベンジャーズ」シリーズのサノス役などで知られるジョシュ・ブローリン。リドリー・スコット監督の『アメリカン・ギャングスター』に出演した際、撮影現場でデンゼル・ワシントンと一触即発の状態となったそうだ。 【写真】デンゼルと一触即発!?「ジョシュ・ブローリン」フォトギャラリー 2007年に公開された映画『アメリカン・ギャングスター』は、実話を基にした犯罪ドラマ。汚職がはびこる米ニューヨークを舞台に麻薬王として成り上がった男フランク・ルーカス(デンゼル)と、正義漢の刑事(ラッセル・クロウ)の闘いを描く。本作で汚職警官トルーポを演じたジョシュが、ポッドキャスト『In Depth With Graham Bensinger(原題)』で、デンゼルとの共演について振り返り、「もう少しでケンカになりそうだった」と明かした。 ジョシュによると、ことが起きたのはデンゼルとリハーサルをしているときのことだったそう。「セリフは多くはなく、ほとんどが俺のセリフだった。自信をもって堂々と言わなければいけないのに、相手はデンゼル・ワシントンだ。簡単なことじゃなかった」と振り返る。 緊張してセリフを忘れてしまったジョシュが、デンゼルの肩に手をかけセリフを尋ねたところ、「俺の手を払いのけ、『俺に触るな』と言われた」そうだ。「なんてことだ、デンゼルと喧嘩になる、これはヤバいぞと思った。もはや俳優と俳優ではなかった。少なくとも俺の中ではそうだった」。ところがデンゼルは、どうやら麻薬王の役どころフランク・ルーカスを演じているだけだったそう。「大丈夫か?」、「大丈夫だ」というやり取りがあった後、「セリフを言って良いか」と聞くと、デンゼルは「思い切ってやれ」と反応。「まるで、言うべきセリフを言ったかのような態度だった」と振り返っている。 ちなみにジョシュは、デンゼルと「今ではとても仲が良く」、撮影現場でヒートアップしてしまっただけだと強調している。『アメリカン・ギャングスター』は高評価を獲得し、ルビー・ディーの助演女優賞などアカデミー賞2部門にノミネートされた。デンゼルは最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』でスコット監督と再びタッグを組み、本年度のオスカー候補として目されている。