DeNA・山﨑康晃 「夢先生」として小学生と交流 自身の夢も語り「もう1度...」
横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃投手(32)が23日、東京都文京区立駒本小学校で行われたJFAこころのプロジェクト「夢の教室」に参加し、夢先生として小学生たちに授業を行った。
JFAこころのプロジェクト「夢の教室」は、日本サッカー協会(JFA)が主催する取り組み。様々なアスリートの方々を特別講師「夢先生」として迎え、「夢を持って努力することの大切さ」や「協力することの大切さ」を子どもたちに伝える教室である。 山﨑投手が夢先生として参加するのは2019年以来、5度目。前半は体育館でキャッチボールなどをしてふれ合い、交流を深める時間に。後半は教室で授業を行い、キーワードに「選択」という言葉を挙げた。 自身は幼い頃、小学校の友人たちと離れて野球部のある中学校に入学。高校は春夏通算26回の甲子園出場実績がある帝京高校に進学し、3年夏にはエースナンバーを背負った。 その後はドラフトで指名漏れを経験するも、”日本一厳しい”と言われた亜細亜大学に進学。大学4年時のドラフトでは横浜DeNAベイスターズと阪神タイガースから1位指名を受け、競合の末にDeNAへの入団が決まった。 山﨑投手は「プロ野球選手になる」という夢を叶えるために、自分の道を選択してきた。その結果、夢を叶えたのみでなく、今ではチームに不可欠な存在となっている。 自身の歩んできた野球人生を踏まえつつ、「みんなにも夢を目指す権利がある」ことを伝えた山﨑投手。授業後半は小学生たちの夢を聞き、笑顔が溢れる場面も見られた。 そんな山﨑投手の現在の夢は、「完全優勝して、もう1度横浜のパレードを見る」こと。今季はリーグ3位から日本一となったが、来季はさらなる高みを目指す。 授業後には、「一人でも多く夢を叶える子が増えてほしいですし、僕が着てるユニフォーム姿で一人でも多くエネルギーを与えられたら」と語った。 また、プロ野球選手としての理想像については、「僕はサインを貰ってプロ野球選手になりたいなと思ったので、1年目からサインに関しては球場でも続けている」と話し、ファンに対する優しさも垣間見えた。
ベースボールチャンネル編集部