混合気供給の要“キャブレター”を分解!! 同い年のバイク=スーパーカブと生きるバイクライフ Vol.3
その状態で試運転しても、引っ掛かり感が発生しましたので、次はキャブレターを取り外して、分解洗浄することにしました。エアークリーナーとの接続インレットパイプを外し(長いゴムチューブ)、スロットルバルブを抜き取り、キャブボディを締め付けるフランジの固定ナットを取り外すことで、キャブボディは簡単に取り外せます。
あとはパーツリストの部品レイアウトを確認しながら、キャブレターを徐々に分解しながら部品を洗浄。このような作業時には、応急的に使う車載工具ではなく、しっかりしたハンドツールを利用しなくてはいけません。ドライバー1本にしても、ボルト頭の溝がナメてしまうようではダメ!! 溝にしっかり食い込むドライバーを利用しましょう。
結果的には、低速域を司るスロー系通路にゴミが引っ掛かっていたようで(別体のフロートチャンバーとの接続部分)、分解したパーツをケミカルスプレーで洗浄し、しっかりエアーブローしてから組み立て復元したことで、気になる加速途中の引っ掛かりは無くなりました。 やっぱり気になった時には分解清掃が一番だと思います。特に、タンク内が薄っすらでもサビている車両の場合は、このタンク内のサビや汚れが下流に位置するキャブコンデションを悪くしてしまいます。そんな時には、タンク内洗浄とサビの除去を積極的に行うことが大切になります。
たぐちかつみ