Apple Intelligenceって? 次期OSのポイントは? アップルがWWDCで発表した7つの見どころをおさらい
注目その2 手書きの数式も計算するiPadOSの「計算機」アプリ
5月にiPad Pro、iPad Airの新製品が発売されたばかりですが、次期iPadOS 18によってiPadライフがますます充実しそうです。 iPhoneには長らく搭載されていながら、なぜかiPadには存在していなかったアップル純正の「計算機」アプリがついに登場です。しかも強力な新機能「計算メモ」は要注目。ユーザーがApple Pencilを使って手で書いた数式を、シンプルなものから複雑なものまで自動で認識して正しい答えを導き出します。イラストが混在していても、計算式や方程式の部分だけを認識。とにかくすごい機能ですが、筆者は高校数学からドロップアウトした赤点魔王なので、この機能の便利さについて身をもって知る日は来ないかもしれません……。
注目その3 AirPodsが“うなずく”ジェスチャーに対応
第2世代のAirPods Pro(USB-C/Lightning)のファームウェアが秋に更新されると、イヤホンを耳に装着したまま首を縦横に振るジェスチャー操作で通話やSiriの読み上げに応答できるようになります。首を縦に振ると「はい」、横に振ると「いいえ」の操作入力に代わります。満員電車の中など声を出しづらい環境で便利に使えると思います。 また、AirPods ProをiPhone、iPad、Macに接続していれば、音声通話中にユーザーのバックグラウンドノイズを消して、通話音声だけを分離しながら聞こえやすくする機能も加わります。ノイズ抑制効果がどれぐらい鮮やかなのか気になるところです。
注目その4 健康状態を見守るApple Watchの「バイタル」アプリ
Apple Watchの次期watchOS 11には、ウォッチを身に着けて過ごすユーザーの心拍数、呼吸数、手首皮膚温、睡眠時間、血中に取り込まれた酸素のレベルの各項目を「健康指標」として画面に横並びにしながら一望できる「バイタル」アプリが新設されます。 Apple Watchでいつも健康状態を計測し続けることで、健康指標が通常の値から飛び出たときにはバイタルアプリの表示が変わり、ペアリングしているiPhoneなどのデバイスに通知が届きます。もはやApple Watchはユーザーの健康を絶えず見守り続ける“ウェアラブル・ドクター”です。