ドルトムント、得点ランク2位FWギラシ加入を正式発表! 負傷発覚も手術の必要なしで移籍決定
ドルトムントが18日、シュトゥットガルトからギニア代表FWセール・ギラシを獲得したことを正式に発表した。契約期間は2028年6月30日までの4年契約となっている。 現在28歳のギラシは、2013年にフランスのラヴァルでプロキャリアをスタート。2015年からリールでプレーすると、レンタル先のオセールで頭角を表し、ケルンに加入した。その後は、フランスの複数クラブを経て2022年夏にシュトゥットガルトへとレンタル移籍。リーグ戦22試合出場11ゴールを記録して、クラブのブンデスリーガ残留に貢献した。完全移籍に移行した2023-24シーズンは、公式戦通算30試合に出場し30ゴール3アシストをマーク。ブンデスリーガで躍進したクラブを2位フィニッシュに導き、15年ぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の原動力となった。 ブンデスリーガの得点ランキングで2位に輝き、今夏のステップアップが濃厚とみられていたギラシ。ドルトムントは早い段階から交渉を進めており、加入は秒読み段階と報じられていた。 そんな中、ドルトムントは今月10日にクラブの公式Xにて、「セール・ギラシのメディカルチェックにおいて、さらなる解明が必要な負傷が発見された」と声明を発表。ただ、その後行われた専門医による追加のメディカルチェックを受けた結果、ギラシの負傷は手術が不必要であり、数週間は離脱を強いられるものの、今夏のうちにはプレー可能であると判断され、18日になって正式にドルトムント加入が発表された。 ドルトムントのマネージング・ディレクターを務めるラース・リッケン氏は「クラブのためにも選手のためにも、ギラシの負傷について、出来る限り正確な専門家の評価を得ることが重要だった。スピードよりも正確さが優先されたのは間違いない。今ではすべての事実が明らかになり、我々はこの移籍が正しい決断を下したと確信している」とクラブ公式サイトでコメントを発表した。 移籍に際し、ギラシは「ドルトムントからオファーが来るというのは“特別”なこと。サッカーに興味のある世界中の子どもたちが皆、このクラブを知っているし、黒と黄色のユニフォーム、ゲルベ・ヴァント(黄色い壁)も知っている。このクラブや新しいチームメートにとても興奮している。僕はタイトルを獲るためにここに来た。それが僕の野心であり、原動力なんだ。昨年、クラブはチャンピオンズリーグ決勝に進出したことで、僕にドルトムントで何が可能かを示してくれた」と加入の喜びを語っている。
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