【静岡競輪 KEIRINグランプリ共同会見】古性優作 脇本を信頼して目指すワンツー 見せる近畿の絆
30日に静岡競輪場で開催される「KEIRINグランプリ2024」の共同記者会見と前夜祭が都内ホテルで行われた。車番選択順位順(24年のG1優勝数→選考用獲得賞金の順)で車番を選択した後、注目の並びも決定。近畿勢は脇本雄太―古性優作、関東勢は真杉匠―平原康多、南関勢は北井佑季―郡司浩平―岩本俊介、清水裕友と新山響平はそれぞれ単騎となった。 堂々の主役を務めるのが王者・古性。今年はオールスターと寛仁親王牌の2冠。ここまで2位に1億円差をつける2億4000万円超を獲得し、勝てば22年に脇本が打ち立てた年間最高獲得賞金額を大きく更新する。 1年を振り返り古性は「窓場君や寺崎君が成長し、おかげでタイトルが獲れた。ただ、個人としては昨年よりも劣ってしまっている。成績は満足できない」と語気を強めた。 並びは昨年に続き、GPで3度目となる脇本の後ろ。「信頼して何とかワンツーできるように頑張りたい」。近畿の絆で21年に続き静岡で頂点を狙う。 その古性とタッグを組む脇本は2番目に車番を選べたが、大外9番車を選択。「グランプリを優勝したのは9番車だったし、希望で選んだ」と明かした。 今年のNHK大河ドラマの主人公は紫式部。今年の色とも言える紫を身にまとい、22年以来2度目のGP制覇を狙う。 ラインの厚みがあるのは南関勢。先頭を務める北井は「僕らのラインが一番長いので、責任を持って頑張ります」と宣言。扇の要となる郡司は「万全に練習できている。あとはフレームをどうしようか考えている」と上積みを求める。賞金ランキング9位で初出場となる岩本は「感謝を伝える気持ちで走りたい」と柔和な表情を浮かべた。 単騎の2人も虎視たんたん。6度目の出場となる清水は静岡バンクについて「初めて出たグランプリも静岡で、その時も6番車。今年も優勝させてもらっているし好きなバンク」と好相性をアピール。3年連続3度目となる新山は「冬季移動が静岡県。地元だと思って頑張りたい」と気合を込めた。 <1>古性優作(大阪)100期 <2>平原康多(埼玉)87期 <3>郡司浩平(神奈川)99期 <4>真杉匠(栃木)113期 <5>岩本俊介(千葉)94期 <6>清水裕友(山口)105期 <7>北井佑季(神奈川)119期 <8>新山響平(青森)107期 <9>脇本雄太(福井)94期