「3軒連続で吉野家の牛丼」だったことも…!26年で2000軒「隣の晩ごはん」ヨネスケさんが見てきた「日本の食卓」の変化
晩ご飯の時間帯に、その町の見ず知らずの家庭に何の予告もなく訪問して、夕食の様子を撮影することで人気を博した「突撃! 隣の晩ごはん」(日本テレビ系列)。訪れた食卓は2000軒以上、海外の晩ご飯にも「突撃」した。 【写真】76歳で再婚…!ヨネスケさんと美人妻・陽子さん その収録秘話などを聞いた前編記事『26年で2000軒!「隣の晩ごはん」ヨネスケさんが今だから明かせる「最もつらかった晩ごはん」』に引き続き、26年もの間続けたことでレポーターのヨネスケさんが気付いた食卓の変化についても報じる。
いつも憂鬱だった収録前
「突撃!隣の晩ごはん」と言えば、レポーターのヨネスケこと落語家の桂米助さん(76歳)は、トレードマークだった顔よりも大きなサイズのしゃもじを手に持ち、「今晩のご飯、見せていただけませんか~?」と突撃する、「元祖アポなしロケ番組」だ。 地上波では1985年から2011年まで26年にわたり放送され、昭和から平成にかけて日本の食卓を映し続けてきた。 見どころは、アポなしならではのハプニングや予想外の展開。個性的な家族との交流や家庭的な雰囲気、その土地ならではの食文化や料理の紹介も番組の人気を後押しした。だが、それ以上に「ほかの家庭の晩ご飯」を覗ける、という斬新な視点が面白がられ、多くの人に親しまれてきた。 そして番組の顔ともいえるヨネスケさんは、親しみやすいキャラクターと軽妙なトークで視聴者を楽しませ、番組を盛り上げた。その収録秘話については前編記事で紹介した通りだ。 日本全国のみならず、海外の晩ご飯まで「突撃」しているヨネスケさん。番組は30年近く続いたが、ヨネスケさんは「毎回、収録に行くのが嫌だった」とその胸の内を明かす。 ヨネスケ「毎回、毎回プレッシャーで嫌だったんですよ(苦笑)。でも、終わったら終わったで、『みんなでビールでも飲もう!』って感じで切り替わる。でも、次のロケの前日になるともうドキドキして『嫌だなあ』って(苦笑)。 だって訪問先でどんな人が出てくるか分からないし、断られるかもしれない。それがもう、プレッシャー以外のなにものでもない(苦笑)」