中国・上海の出生率が東京よりもひどい「0.6」になっていた…!中国で急激に進む「人口減少社会」に習近平が放った「ヤバすぎる一言」
経済大失速のなかの「国威発揚」
中国の無人月面探査機は6月4日、世界で初めて月の裏側に着陸した。探査機は月の裏側の土壌サンプルを世界で初めて地球に持ち帰るとしている。 【写真】これはヤバすぎる…!中国で「100年に一度の大洪水」のようす 前編「中国で「ロケットの残骸」に苦しめられる国民の怒りが爆発寸前…! 習近平「欺瞞の月面着陸」に隠された「経済失速」と「超少子化」の不都合な真実」で指摘したように、月面に中国国旗「五星紅旗」を掲げ、国威発揚に余念のない中国だが、35年前の天安門事件について世界の注目をそらす狙いもあったことは言うまでもない。 ところが、中国では各地でロケットの残骸が落下する事案が相次いでいる。西側諸国とは異なり、中国のロケット燃料には有害物資が含まれており、多くの国民の安全が脅かされているのが実情だ。 中国は、経済の疲弊から国民生活が不安定になっている。若者の就労が最悪の状況にある中では、今後、日中間で新たな火種がくすぶり始めるのではないかと、筆者は懸念している。
「デフレスパイラル」が止まらない…
中国経済は、相変わらず低調だ。 5月の製造業購買担当者指数(PMI)は49.5となり、3ヵ月ぶりに好不況の境目である50を割り込んだ。長引く不動産不況が重荷となる構図が続いている。 集合住宅が約6000万戸売れ残っていることから、価格の値下がりが加速し、住宅保有の魅力がさらに薄れるという悪循環となっている(5月31日付ブルームバーグ)。 中国政府は住宅在庫を圧縮するため、国有地使用権の売却を停止する措置を講じる構えだ(6月7日付日本経済新聞)。だが、これにより、使用権の売却収入を主要な財源としている地方政府の財政がさらに悪化するのは確実だ。 金融市場でも長期停滞を示す「日本化」が顕著となっている。 不動産不況で行き場を失ったマネーが国債市場に集中しており、中国国債の利回りは過去最低水準にまで低下している。 中央政府が身を切る覚悟で対策に乗り出さない限り、中国経済のデフレスパイルは止まらないほど事態は深刻化していると言っても過言ではない。
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