優勝候補はどこだ! 欧州CL戦力値ランキング15位。台風の目!? 今冬の即戦力補強に成功したのは?
2023/24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)が現地時間13日に再開する。冬の移籍市場も終わり、ベスト16に生き残った各チームの現在の戦力は気になるところだ。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。
15位:コペンハーゲン(デンマーク) 監督:ヤコブ・ニーストルップ(2年目) 23/24欧州CLグループリーグ成績:2勝2分2敗(2位) 戦力値:67(攻撃力16、守備力17、選手層15、勝負強さ19) 今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で台風の目となっているのがデンマーク王者コペンハーゲンだ。バイエルン・ミュンヘン、ガラタサライ、マンチェスター・ユナイテッドと強豪がひしめくグループAを2位で通過。13シーズンぶりに決勝トーナメント進出を決めている。 このチームの最大の強みは一昨年の9月にアシスタントコーチから昇格したヤコブ・ニーストルップ監督の手腕だろう。23歳で選手を引退した35歳の若き青年監督は、就任前まで低調な戦いに終始していたコペンハーゲンを見事復活に導いた。疑似カウンターやコンパクトなミドルプレスなど、チームとしての戦い方を確立させており、大胆な交代策からチームに多くの勝利をもたらしている。 総市場価値は8460万ユーロ(約118.4億円)と、ラウンド16へと駒を進めたチームの中では最も低い。ただ、各個人の能力を見ると魅力的な選手が多く、グループリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦で決勝ゴールを決めた18歳のスウェーデン代表FWルーニー・バルドグジは、リーグ戦ではチームトップの7ゴールを記録するなど波に乗っている。彼のような勢いのある若手を主将のスウェーデン代表MFヴィクトル・クラエソンやデンマーク代表MFラスムス・ファルクのような経験豊富な選手が支えており、若手有望株とベテランが上手く噛み合わさっているのが特徴だ。 そして今冬には決勝トーナメントに向けて即戦力の補強に成功。スコットランド代表DFスコット・マッケンナをプレミアリーグのノッティンガム・フォレストから、今季のエールディビジでMVP級の活躍を披露していたデンマーク人MFマグヌス・マットソンをNECナイメーヘンから獲得した。しかし、デンマークは長いウィンターブレイクのため12月上旬から現在にかけて公式戦を行っておらず、ラウンド16で対戦するマンチェスター・シティ戦が彼らの公式戦デビュー戦となる。強度の高い試合から遠ざかっているのは懸念事項と言えるだろう。
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