共用滑走路 除雪へ決意 空自美保基地で編成完結式
本格的な雪の季節を前に、境港市小篠津町の航空自衛隊美保基地で13日、除雪隊の編成完結式があった。除雪車など最大11台が配備され、約80人の隊員が交代で米子鬼太郎空港と同基地が共用する滑走路などを除雪する。 格納庫で行われた式では、富崎秀樹司令が「官民共用の飛行場としての機能を確実に維持し、安心・安全を提供することが重要な役割。一致団結して除雪任務にまい進することを期待している」と隊員に訓示。幅約8メートルの排雪板を備えた車両や、硬い雪を砕く車両などが行進した。 除雪隊長を務める柳詰幸治1等空佐は「安全で迅速、確実な除雪体制を維持し、自衛隊の任務はもとより米子鬼太郎空港の安定的な運用に寄与することで、地域に貢献したい」と決意を語った。 美保基地は毎年12月15日から3月15日までの3カ月間、除雪隊を編成し、滑走路に影響を及ぼす積雪が見込まれる場合に出動。昨シーズンの出動回数は10回だった。
日本海新聞