今や大国の仲間入りを果たしたインドが、より身近な存在になるかもしれません。 福岡市内に外交の拠点となる「総領事館」を設置する方向で調整が進んでいることが分かりました。 インドのあいさつで福岡県の服部知事が迎えたのは、インド共和国のシビ・ジョージ大使です。 友好関係の強化のため２７日、福岡を訪れました。 日本とインドは「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」を結んで今年で１０年目を迎え、福岡県もインドのデリー準州と２００７年から友好提携を結び、文化・教育などの分野で交流を深めています。 ジョージ氏によりますと、インドはビジネスや産業などの点で福岡を非常に重要な都市と位置づけていて、今回、大阪・神戸に続き福岡市に総領事館の設置を決めたということです。 設置されれば、福岡県内の総領事館としては、アメリカや韓国・中国などに続き６カ国目となります。 ジョージ氏は今年１２月を目標に、出来るだけ早く手続きを進めたいとしています。