「マイナンバーカード」を紛失してしまったら、「再発行」の「手数料」はかかるの? 「手続き」も大変そうで不安です…。
大切な個人情報が詰まったマイナンバーカードを「もし紛失してしまったら」と不安に感じている人もいるでしょう。 今回は、マイナンバーカードを紛失するリスクや対処法を詳しく解説します。再発行する際の手続き方法や手数料についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
マイナンバーカードを紛失するリスク
マイナンバーカードを紛失するリスクを詳しくご紹介します。 ■個人情報が流出する マイナンバーカードを紛失した際のデメリットとして、個人情報の流出が挙げられます。 マイナンバーカードの表面には、氏名や住所、生年月日、性別、顔写真などの個人情報が記載されています。また、裏面には、氏名と生年月日に加え、マイナンバーの数字とQRコードも記されています。さらに、カードには個人情報が格納されたICチップも内蔵されていることから、さまざまな個人情報がつめこまれているのです。 ■クレジットカードの作成や銀行口座を開設される恐れがある マイナンバーカードは、運転免許証やパスポートと同じように、公的な身分証明書として使用できます。そのため、他人のマイナンバーカードを利用して本人になりすまし、クレジットカードを作成されたり、銀行口座を開設されたりする恐れもあるでしょう。 クレジットカードを不正に作成されてしまうと、ある日突然身に覚えのない高額請求をされるケースも考えられます。 ■住民票など印鑑登録証明書を不正取得される マイナンバーカードがあれば、市役所やコンビニなどで住民票の写しや印鑑登録証明書を取得できます。取得する際には、マイナンバーカードの暗証番号が必要ですが、生年月日などの分かりやすいパスワードを設定している場合には、大切な個人情報を不正に取得されるリスクが高まるでしょう。 不正に取得された個人情報を売買されてしまう恐れもあるため、注意が必要です。 ■再発行するためには手数料がかかる マイナンバーカードを紛失して再発行する場合には、手続きが必要です。再発行には、手数料として1000円がかかります。電子証明書を発行しない場合は800円のみで再発行可能だとされています。 再発行の手続きをしてから受け取るまで、1ヶ月程度かかるケースもあったようですが、2024年12月から、原則1週間で再発行が可能となるようです。 また、マイナンバーカードを保険証として利用している人は、再発行されるまでの期間中は従来の保険証を利用することになるといわれています。