紫色の実・ムラサキシキブ 京都市右京区嵯峨の正覚寺で見頃 源氏物語の才媛から命名
鮮やかな紫色に色づくムラサキシキブの実が、京都市右京区嵯峨の正覚寺で見頃を迎え、秋の訪れを感じさせています。ムラサキシキブは、初夏になると葉の付け根に小さな花を咲かせ、秋を迎えると紫色の実をつけます。正覚寺では、門前や庭園に植えられている100株あまりのムラサキシキブが実をつけ、境内に彩りを添えます。ムラサキシキブの実はかわいらしい小粒ですが、近くで見ると艶があり、秋の訪れを感じさせるとともに、見る人をうっとりとさせます。ムラサキシキブは源氏物語を著した作家にちなんで名付けられたといわれていて、およそ60年前に、正覚寺が現在の場所に移転した際に、当時の住職によって植えられたということです。鮮やかな紫色が特徴のムラサキシキブの実は、9月いっぱい見頃が続くということです。